ベルディーホールは温かい人間の交流、結びつきの社会をつくり出し、地域の芸術文化の振興施設として演劇、講演、大会等を行う事を主な目的として建設されました。このホールの外観は、大きく円弧を描いて重なり合う2枚の屋根が特徴をなしています。この屋根は周囲のやまなみにならい、ダイナミックなフォルムで自然と調和を図っています。外壁のデザインも多可町の特産品でもある播州織をモチーフに、モザイクタイルを織物の糸にたとえ、色とりどりのパターンが重なりあって杉原川の豊かな流れを表現しています。また本館の南東の角に建つ高さ30ｍの塔は、古来、芝居小屋などで「幟」を掲げたり、「櫓」を上げて太鼓を叩きながら催し物の内容を周囲に知らせていたことに由来します。